任意整理の解決事例 case1
- Aさんにこれまでの取引を確認すると、20年以上前から取引している業者もあったため、任意整理をすることになりました。サリュが、貸金業者から取引履歴を取り寄せ、引直計算をしたところ、消費者金融3社で過払い金が発生していることが判明し、最終的に総額400万円の過払金を回収することが出来ました。
そして、銀行系2社の借金については、債務の減額交渉を行い、250万円を一括弁済する内容で和解することが出来ました。
つまりAさんは、回収した過払い金から、残った借金と弁護士費用を支払うことができ、いくらかの過払い金を手にすることが出来ました。
任意整理の解決事例 case2
- 当初、Bさんは、もはや自己破産するしかないと考えていましたが、サリュが取引履歴を取り寄せて引直計算をしてみると、6社の借入先のうち、4社で過払金が発生していることが判明しました。
そのため、サリュは各貸金業者に対して過払い金返還請求を行い、最終的に総額580万円の過払金を取り戻すことが出来ました。そして、借金が残っていた残り2社に対しては、借金の減額交渉をした上で、過払い金を原資にして35万円を一括弁済することで解決を図りました。
つまりBさんは、自己破産をする必要がないばかりか、借金をすべて返済し、弁護士費用を差し引いても、十分な過払い金を手にすることが出来ました。
個人再生の解決事例 case1
- Cさんは、仕事の付き合いでの交際費等の出費が嵩み、借入を始めました。また、公務員という職業柄か、借入できる限度額が高く、次第に限度額いっぱいまで借入するようになり、気がつくと自分の収入では返済できないほどの借金を抱えるようになっていました。
しかし、マイホームは手放したくなかったため、Cさんは個人再生手続をとることになりました。個人再生手続きにより、Cさんの債務2200万円は、300万円に圧縮され、毎月8万5000円を3年間で弁済していくことになりました。こうして、Cさんは無事にマイホームを維持しながら、借金を大幅に減額することができ、平穏な生活を取り戻すことができました。
通常、個人再生手続きでは、Cさんのように、減額された債務を3年間で分割弁済していくことになりますが、3年間での弁済が難しい場合は、最長5年間での弁済が認められる場合もあります。
個人再生の解決事例 case2
- Dさんは、家族名義の持ち家に住んでおり、住宅をお持ちではありませんでしたが、少しでもご返済したいとご希望されたため、個人再生の手続をとりました。
800万円あった債務は、引き直しの結果600万円まで減額でき、再生手続きにより120万円に圧縮され、毎月3万4000円ずつを3年間返済していくことになりました。
このように、住宅ローンがない場合でも、減額した債務を返済できる見込みがある場合、個人再生手続を選択することも可能です。
自己破産の解決事例 case1
- Eさんは、年金生活しており預貯金もないため、息子さんの保証債務を含めた総額920万円の債務を返済する当てもなく、自己破産をすることになりました。
しかし、サリュが取引履歴を貸金業者から取り寄せて調査したところ、Eさんには過払金が発生していることが判明しました。過払金は約45万円あったので、Eさんは破産のための弁護士費用を年金から捻出する必要がなくなり、すべて過払い金から支払うことができました。
さらに、弁護士費用を差し引いた残りの約15万円はEさんの手元に財産として残ることになりました。
その後、当初の予定どおり自己破産手続も滞りなく完了し、無事Eさんの借金はゼロになり、保証人として息子の借金を支払う必要はなくなりました。
自己破産の解決事例 case2
- Fさんは、投資により老後に備えようと考え、資産運用を始めましたが、徐々に投資額が増えていきました。家族に内緒にしていたことから、何とか損失分を取り戻さなくてはと考え、余計に無理をしてしまい、一気に借入が増えていきました。
最終的には借金が2000万円にも膨れ上がり、到底返済できるものではありませんでした。
そこで、自己破産手続をとることになりましたが、借入原因が投資であり、財産もあったため、Fさんは定期預金など500万円近くを債権者の方々に配当することとなりました。そうして、最終的に自己破産の手続きは完了し、無事に借金をゼロにすることができました。
自己破産をする場合、サリュでは同居されているご家族にご相談されることを推奨しているため、意を決してFさんも奥様に打ち明けられましたが、打ち明けたことにより家族の結束が固まり、また後ろめたさも無くなったことから、ご依頼後みるみる内にFさんの表情が明るくなっていきました。
破産手続は、経済的な回復だけでなく、精神的な回復も見込め、生活再建を図ることができる手続きといえるでしょう。
自己破産の解決事例 case3
- Gさん夫婦は、家を手放さない方向での債務整理をご希望されていたので、月収が40万円あるGさんは個人再生、専業主婦の奥様は自己破産の手続をとることになりました。
Gさんは、個人再生手続により、住宅ローン以外の債務が5分の1に圧縮され、220万円を3年間で毎月分割返済していくことになりました。一方、奥様は、自己破産により債務が帳消しとなり、毎月の返済に悩まされることは一切なくなりました。
このように、それぞれに合った債務整理手続きをすることで、Gさん夫婦のようにマイホームを維持しつつ、生活再建を図ることが可能となります。